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November 15. 2016

東京のフランスを探して。
〜ガレットと雑貨のある休日〜

映画やファッション、料理、ワイン、そして愛と自由の精神――。10代、20代の頃に憧れたフランスは、大人になった今も妙に心惹かれる国。むしろ大人になったからこそ、より奥深いフランスを理解できるかもしれません。例えば、学生の頃はパリのオシャレな文化にばかり目がいったものだけど、今はカントリー・サイドのノンビリした暮らしにも興味津々。もっと色々なフランスの姿を知りたい!と思うようになりました。そこで、ボージョレ・ヌーボーが解禁するこの季節、東京にいながら本場フランスを堪能できるお店を探しに出掛けてみたいと思います。

オ・タン・ジャディス

「東京のフランス」といえば、路地裏の石畳やオシャレなカフェが多く、パリの雰囲気に似ているという神楽坂を思い浮かべますが、フレンチ・カントリーというキーワードで思い出したのが、渋谷にあるクレープリー「オ・タン・ジャディス」。1985年にオープンしたこのお店は、若い頃に何度か足を運んだことがある思い出の場所。当時と変わらないレンガ造りの外観を見て、懐かしさが一気に胸にこみ上げてきました。

店内

店内に入ると目に飛び込んできたのは、温もりのある木製家具、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロス、シャンデリアにステンドグラス……。オープン当時からほとんど変わらない空間が懐かしい!店名が意味する「懐かしの時間」を、そのまま体現しているような気分です。そういえば、あの頃の私はパリに憧れていて、隅のテーブルでコーヒーをいただきながら、パリジェンヌ気分に浸ったことをよく覚えています。

様々な種類のガレットやクレープ

メニュー表を開くと、様々な種類のガレットやクレープがずらり。こちらのお店では、フランス北西部ブルターニュ地方の伝統的な味がいただけます。今日は久しぶりに来店したこともあり、「本場でよく食べられているものを」とリクエストしてみました。運ばれてきたガレットは、スクエア型の折り目が美しいアートのような一皿。「コンプレ(コンプリート)」と呼ばれるハム、卵、チーズなど基本の具材を使った鉄板メニューです。一口食べると、香ばしいそば粉の生地に、ミックスチーズや卵のコク、ハムの替わりに入れたトマトの酸味が絡み合って、ホッとするような素朴な味わいが口いっぱいに広がります。目で楽しみ、口で感動を味わう幸せなひととき。ゲランド塩を使った塩バターキャラメルのクレープも美味しい!

店長の畠山さん

「ブルターニュの人たちにとって、ガレットやクレープは家庭の味。ホームパーティなどではたくさん焼いて、自分で好きなものを乗せて食べたりもします。日本でいえば、手巻き寿司やお好み焼きの感覚ですね」。と、店長の畠山さん。親しみやすいガレットやクレープがフランスの家庭の味だと知って、なんだかフランスが一層近くに感じます。

原宿駅前から表参道

天気も良いので、原宿駅前から表参道を抜けて、青山方面に歩くことにしました。目指すは、青山通りの路地裏にある「バザー・エ・ガルド・モンジェ」。フランス人の女性バイヤー、マルト・デムランさんがセレクトしている雑貨店で、南フランスを中心としたアンティーク家具や食器、ファブリックなどを取り扱っているとか。どんなお店なのか想像するとワクワク。路地裏に入ると、植物に囲まれたお店が見えてきました。

バザー・エ・ガルド・モンジェ

お店に入ると、まず目を奪われたのが、独特な色使い。鮮やかな黄色の壁に、赤や青の色とりどりの雑貨。個性の強い色が豊富に使われているのに、調和してひとつの世界になっているから不思議。「このお店の内装は、山と海に囲まれた南フランスのアヴィニョンに住む、バイヤーのデムラン家に似ているんですよ」とスタッフの方が教えてくれました。なるほど、南フランスの世界なんですね。

レオ・アトランテ」のファブリックと刺繍糸付きのエルボーパッチ

気になったのは、ヨーロッパの上質な生地にモロッコの手縫い刺繍をあしらった「レオ・アトランテ」のファブリック(写真左)。エキゾチックでありながらモダンな雰囲気が素敵です。これこそ異文化が混在するフランスの香りといえるかもしれません。そして、もうひとつ、刺繍糸付きのエルボーパッチ(写真右)。「シモン・エディション・ポシェット」という、パリ在住の姉妹が手掛けるレザー小物ブランドで、革素材の本体には針を通す穴が開けられていて、シンプルなトートバッグなどに縫い付けてオシャレを楽しむのだそう。繊細さと素朴さを併せ持つ品々に触れると「フランスらしさ」を感じます。

店内

2つの素敵なお店を巡って、私の中のフランスに対する想いをアップデートできた気がします。モノトーンのスタイリッシュさや、最先端のアートも確かに“フランスらしい”けれど、素顔のフランスはもっと身近で多面的なもの。古いものと新しいもの、都会的なセンスと素朴さ……相反するものを上手にミックスして、複雑に編まれたタペストリーのような魅力が生まれるのだと思います。そのあたりの感覚は伝統とハイテクが共存する日本と近いのかも……。そう思うと、今度は身のまわりにある“日本らしさ”を探してみたくなりました!

スポット概要

オ・タン・ジャディス

オ・タン・ジャディス

東京都渋谷区神南1-5-4 ロイヤルパレス B1F
11:00〜20:00(L.O.19:30) 水曜休
1985年にオープンした、仏ブルターニュ地方の伝統的な味を提供するクレープリー。ノスタルジックな雰囲気の中で、本場の定番的な味わいから、日本人向けにアレンジしたメニューまで楽しめる。レシピ集も好評発売中。
http://www.many.co.jp/jadis/

バザー・エ・ガルド・モンジェ

バザー・エ・ガルド・モンジェ

東京都港区北青山3-7-6
11:00〜19:30 不定休
フランス人バイヤーのマルト・デムラン氏による、一生とっておきたくなるもの、楽しく暮らすために必要なもの、そして不思議なオブジェを集めた雑貨店。フランスを中心としたヨーロッパのインテリア雑貨、照明、キッチンツール、ファブリック、アート、植物、南仏のユーズド家具などを取り扱う。
http://bazar-et-gm.com/

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